趣味道楽

フィルム、カメラ、写真、登山、スノボ、釣り、ゲーム、筋トレ、ファッション、等の趣味に関することを垂れ流すブログ。たま~に雑記もします。

低価格飲食店の闇を知る

今回は友達が実際に体験した話です

今からもう4年は経つかと思いますが、友達が転職して地元に帰っていました。

連絡をマメに取る性格の友人ではないのですが、一年程音信普通になった時期がありました。

後から聞くと、離職してゲーム廃人になっていたそうです。プレイしていたのは、

FFXIVというゲーム。

  ↑ゲーム自体は2013年頃からあったようです。

下のレベルで遊ぶと、和やかに楽しめるそうですが、一番上の武器?素材?だったかの最難関ダンジョンがあるそうで、それに挑戦するギルドに入り、日付や時間指定でゲームの進行に当たっていたそうです。

いわゆるガチ勢

まるで仕事のようにシフトがあって、仕事が邪魔になって退職したそうです。

 

失業保険で半年程ニートをして、廃人だった友人は、今はもう就職して働いていますが、今度は薄給に悩まされて転職を検討中のようです。

その友人が前に居た職場が今回の本題です。

社名を出すと怒られそうなので、某牛丼チェーン店としておきます。

そこに正社員として、高校を卒業して就職していきました。

研修で東京へ行き、学力試験かなんかの成績でクラス分けされたそうです。

確かA,B,C,Dでクラス分けされ、Dクラスだったと言ってました。

研修中に社内に関する技能、知識等の試験等を受けて、合格すれば卒業となり、

店舗へと配属されるそうです。

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その友人は、勤勉かと聞かれると、そうではない方の人間でした。

同期に恵まれたようで、社内試験はクラスで団結し、カンニングをして全員一発合格したそうです。

それにより他のクラスが合格率の低さにお叱りを受けた、と聞きました。

ここまでは順風満帆に進んでいましたが、配属されてから闇を知ったそうです。f:id:syumidouraku:20181210113011j:image

一つの店舗で正社員が店長のみ、これがスタンダードなスタイルとなっており、

店舗の求人、バイト、パートの採用、給料計算、売り上げ管理、接客、在庫管理、そして一日の売り上げを本部へ入金

これらを一人でやるそうです。

これだけ聞くとシンプルに聞こえますが、バイト、パートが居ない、求人をかけても来ない、となると店長が店に出なくてはなりません。

実質休みがほとんど無いそうです。

実際の残業時間は青天井で、200オーバーも当たり前のようでした。

給料計算は日報式になっていたようですが、実働時間を入力してもカットされたり、怒られるそうで、実際は残業代がほとんど付かなかったというか、付けられなかったそうです。

退職を決意した月に、付けていい上限までつけたら手取りで50万超えたとか言ってました。(基本給までは聞きませんでしたが)

そしたらまた怒られたそうです。

一番やばかったのは

この環境で他の方も働いているので、退職者が出るのは当たり前の話なのですが、店長が居なくなると、替えが居ないのです。

エリアマネージャーという、決められたエリアの管理を任されている人がいて、その方から、「今別な店舗で店長が居ないから2店舗見てくれないか?」と言われ、やってみたそうなのですが、自分の店舗を日中終えたら、夜に別店舗に立ち、また自分の店舗に帰ってくるという、とてつもないサイクルだったそうです。

「さすがにコレは無理です。」

と言ってすぐ変わってもらったようですが・・・

辞める時もすごかったようです。

各店舗にパソコンがあり、全店舗とのメールのやりとりが可能となっていたそうですが、一人抜けると誰かが穴埋めで2店舗回ることになるので、「あきらめんなよ!」「お前ならまだやれる!」「一緒に頑張ろう!」等の松岡修造ばりの熱いメールを60件程頂いたそうで、

「皆洗脳されてる、ゾッとした」と言ってました。

さらに、退職するためには社長と直接面談しなければならない、と言われたそうですが、その友人は面談をすっぽかして晴れて自由の身となったそうです。

すっぽかした理由を聞いたら、「その面談で圧に負けて辞めさせてもらえなかったとか聞いたし、俺もまだ頑張りますとか言っちゃいそうじゃん」って言ってました。

心が弱いと確かに場にノマれるのかもしれません。

 

24時間営業、そして低価格の食品

消費者としてはありがたいですが、その価格設定は影で人柱になっている社畜のおかげなんだなと思うと、これをありがたいと受け入れていいものなのか、消費者としても考えなければならないと自分は思ってしまいました。

皆さんも利用する際はそんなことを思いながら利用してもらえたらなと思います。

 

いくらでも酷い環境の企業はあると思いますが、ブラック企業はそこにある労働力で成り立ってしまっているので、自力で抜け出す方法を考えなければなりません。もちろん個人でのスキルや資格等、準備も必要になってくると思います。足掻くことを辞めたら駄目なんです。