教員免許があっても教師をやりたくない理由
今日は唐突ですが、教師について書こうかなと思います。
実は教員免許を持ってます。
資格を取った動機は入った大学でたまたま取れそうだったから
という理由です。
特に憧れの教師とかそういうのもなく、
やってもいいかなと思えた理由は、１０年教師として働くと
奨学金返済免除があるからです
資格取得の流れとして
教育実習に最後行かなければならないんですが
そこで自分の大学では、教育現場へ中学校教師の免許で３週間、高校教師の免許で２週間入らなければいけませんでした。
中高美術のため、私は３週間入りましたが
拘束時間の長さに驚かされました。
朝７時には学校に居て生徒を校門でお迎えしましょう
担任はクラスで生徒に連絡をしたのちチャイムと共に
各授業担当ごとに教室に行く。
あっという間に昼ごはんの時間で
担任は教室にわざわざ戻り生徒を見ながら
食事を終え、また授業
空き時間があれば職員室に戻ってこれる。
部活まできっちり見て生徒を返して１９時過ぎ
そこからやっとデスクワークができるのです。
そして学習指導要領という堅苦しい書式の授業の設計図を文章で書きつつ、
それにそって授業で使う資料作成
配布物の印刷等、あっという間に時間が過ぎ、
22時とかになっても終わりません。
そこでＳＥＣＯＭが来て怒られるので帰りましょうという
よくわからない理由で帰り、
また次の日7時からというようなサイクルでした。
土曜日も当たり前のように部活動の顧問は出てきて生徒を指導したり、
時間を見て職員室に戻りデスクワーク。
大会が近くなると日曜も練習する部活もあるようです。
実質休みなんて無いのです。
ここまで書いていて思ったことが、担任が生徒一人一人のケアや
問題のある生徒への対応の時間があるとは到底思えないのです
生徒が怒られて頭に来て教師の車に傷をつけたとか今でも聞く話ですが
教師の立場として見ると、そんなことをされて黙ってられるのは、この環境では考えられない話だと思います。
思わず手を出してしまう教師が居ても、仕方ないのではないでしょうか
体を壊してしまう教師もよく聞きます。
私の卒業した母校でも、同窓会で聞いたとき、今は入院してるとか、鬱になったとか珍しい話でもないです。
ただ悪いことだけではありません
調べた限りでは
教師の平均年収を見ると安定はしてます
高校の場合
20代 280万
30代 370万
40代 435万
50代 570万
小学校の場合
20代 300万
30代 400万
40代 480万
50代 650万
<参考>
小・中・高でどのくらい異なるの？意外と知らない教師の年収 | リクナビNEXTジャーナル
小学校の方が高いのは、おそらく担任が全授業を見なければならないことからだとは思います
そしてボーナスと退職金はかなり魅力的です
ボーナス(小・中学校)は1717327円(平均年齢43歳)
退職金(小・中学校)は23556000円
下手な仕事するよりはこれらはかなりおいしい部類だとは思います
ただ納得できないのが
時間外勤務手当(残業代)198円
扱いが公共の奉仕者なので残業代がモンスター1缶程度しか付きません
＜参考＞
【教師（小中学校）の給料】年収・ボーナス・退職金・生涯収入を全てまとめました。 | 次席合格の元県庁職員が伝える地方公務員のなり方とその実態
このように給料は安定しており
生涯年収も計算可能なのでいい仕事ではありますが
実質の拘束時間、精神的ストレス、等を考えると
ダブルワークが当たり前になっていく世の中で果たして教師をやることが正解だと、私は思えませんでした
youtuberがテレビに出る人たちより稼いでしまってる世の中です
同じ拘束時間を動画撮影、動画編集に充てれたら・・・
教師はもっと稼げるのではないのでしょうか
もしくは残業代198円をもらうより、
時間をつくり別な仕事ができれば
もっと稼げるでしょう
こういう考え方で、教師に絶対ならないと決めて、資格だけ持って眠らせてます。
そして教師の性犯罪がそれなりにあるのも、なんとなく自分なりに理解できました
これだけ自分の時間が無い環境のなかで働こうと思える神経は
生徒をやましい目で見れる、むしろ見たいというような性格(フェミニストorロリコンorショタ)のような人でないと、やってけないのでは無いかと思ってしまいました
『教師性犯罪』で調べると全国の教師の性犯罪にかかわる事件も出てきます
最後に
教師は目指したい方、オススメしませんが覚悟のある方は、やってみてもいいかもしれません。
教師は都道府県単位での採用なので
例として東京で教師をやりたいとしたら
東京都の教員採用試験を受けて、そこで採用されたら
東京都内のみで教師として働けます
もし引っ越して他県で働きたいと思ったら
また1からその県で、採用試験を受けなおす必要があります
教師を目指す方、頑張ってください 。
