子供の性格形成の話
自分の育った環境と子供の性格形成について。
自分の性格のことを少し書いてみようと思います。
今子供が居るわけではないのですが、子供に与える環境の影響がどれくらいあるのか、子供を持つ方に知っておいて欲しいと思って書いてみました。
書いたところでこれを他人が読んで何になるのだろうかとも思えるし、性格なんて人それぞれ、だから何?って思う方も居るでしょう。
ただ、教員免許を取った時に気づいたことがありました。
教育に関する心理学が、授業名は大学ごとに違えど、教員免許では必修科目となっていると思います。
その中で性格形成には二つ大きな要素があると言ってました。
生得的な要因と環境的要因
これらが大きな要因となるそうです。
生得的とは生まれ持っているもの、環境的とは育った環境のことです。
自分は育った環境の影響がかなり大きかったかなと思います。
シンプルに言うとかなり冷めた性格をしていると客観的に見て思えます。
何事にもなんとも思わず、動じないことが多いです。
皆が喜んだりしているものを見ても、そんなに騒がなくてもと思ったりしてしまいます。
親と一緒に生活していた頃、母親が酒乱で、自分が小さい頃は、よく暴れ、物を壊され、家の中を散らかされたり、とにかく暴れて大変でした。
親も何か抱えてるものがあったとは思いますが、やはり子供に八つ当たりはいい結果にはなりませんでした。
自分が小4の時に離婚もしていたり、親と親戚もそんなに仲が良くなかったので、特に第三者の介入があったりしたわけでもありませんでした。
時には夜中に蹴って起こされ、目を開けると包丁を持って刺そうとしていたり、家の中では、あまり落ち着いて過ごして居られる環境では無かったと思います。
弟と二人で離婚した際に母親側についていきましたが、自分だけは我慢の限界で一度父親の元へ戻ったのですが、父親も新しい人を見つけて過ごそうとしていたので、直接は言われませんでしたが、邪魔に思っていただろうとは態度でわかりました。
よく金のことで揉めたり、言うことを効く効かないで揉めたりと、母親父親とも共存は不可能だと自分が小学6年生のときにはっきりと理解しました。
そこからは親への考え方が、ただの血縁者になり、復讐心なのか怒りなのか自分でもはっきりとわかりませんが、そういう負の感情のおかげで、冷静にそして合理的に考えることが増えました。
取れるものは取り、使えるものはとにかく使ってやろうという考え方で、過ごしていました。
こういう環境を話すと、やはり普通じゃなかったようで、他の人に話すと驚かれることが多かったです。
普通は犯罪に走ったりするだろうと、言われたこともありましたが、そこは元々の性格なのか、利益にならないことに興味はありませんでした。
こうして今は疎遠になり、特に関係の修復も無いまま大学も卒業して、地元を離れ金を稼げているので、今は清々しい気持ちで過ごしています。
最後のほうには、母親から謝罪等言われましたが、冷めてしまっているので、今更言うくらいなら、初めからやらなければ良かった話だろうという結論で、こちらも聞き入れる気が全く無かったので関係は終了です。
血縁よりも、自分で築いてきた繋がりのほうが、今はとても重要だと思えています。
親子間の仲を、長く築きたいと思っているのであれば、子供への接し方は充分注意して子育てをしないと、自分のような結果になるのだろうなと考えています。
全ての子供がそうだとは言い切れませんが、犯罪者になってしまう子供も居るでしょう。
なので現在子育てをしている方は、本当に気をつけたほうが良いです。